家賃を変更する方法
物価にあわせた家賃の設定
築年数が経過するとともに、物件の価値も下がってしまいますが、年々物価が上昇する傾向にあり、建設時の家賃では採算がとれなくなる場合もあります。そのため、物価にあわせて家賃も変動する必要がでてくるでしょう。
家賃を変更するタイミングとして、最も適しているのは空室になったときです。新しく入居する人は、以前の家賃を知らないので、家賃があがったとしても気づきません。周辺相場にあった家賃なら、抵抗感もないでしょう。ほかの部屋の住人に、家賃を聞き回ることはほとんどないので、その部屋だけ家賃が多少高くても問題はないと思います。
家賃をあげることはマイナスだととらえられがちですが、経営上の判断により家賃をあげることがいいとされる場合もあります。新しい駅が開通するなど、周辺環境の変化に伴い、地価があがることもあります。その場合、家賃をあげるチャンスです。立地条件がよくなった分、家賃をあげても問題はありません。どのタイミングで家賃を上げるか、的確に状況を判断することで、より円滑な経営をすることができます。
トラブルにならない家賃の値上げ
すでに入居している部屋の家賃を値上げするときは、トラブルを招くおそれがあります。正当な理由がなければ受け入れてもらえず、退去されてしまう可能性もあるのです。家賃を上げざるを得ないオーナー側の事情を丁寧に説明し、納得してもらう必要があります。
いきなり値上げをしても、入居者は家賃を工面できないことも想定されます。更新のタイミングでの値上げ、もしくは猶予期間を設けることが重要です。最初は文書でのお知らせになると思いますが、できれば直接入居者のもとへ足を運び、事情を説明するほうがいいでしょう。
家賃の値上げ時は、設備を変更するチャンスでもあります。例えば、これを機にオートロック式にしたり、ケーブルテレビを導入したりするなど、施設を充実させることで家賃の値上げにも応じてもらいやすくなります。また、入居募集のときにもセールスポイントが増え、物件価値を高めることにもつながります。
